和漢カラーしてるのにツルンツルンな髪にならない・・・どうして?
お友達の髪は和漢彩染でツヤツヤなのになんか私の髪はチリチリしているような・・・何が悪いんだろう?
確かに和漢彩染で白髪染めをしても髪は傷みません。
でも和漢カラーで染めてもツヤが出ない、髪がサラサラにならない人もいます。
これは簡単に言うと『傷んでいない=ツヤツヤ』ではないからなんです。
今回は、
- 和漢カラーでツヤがでない髪質
- 傷んでいない=ツヤではないとはどういう意味か
- どうしてもサラサラでツヤツヤな髪にしたい場合は?
このあたりについてのお話しをします。
和漢カラーでもツヤが出ない髪の特徴
「WHY?どうして何度染めてもツヤが出ないんだ!」
結論から言うと、和漢カラーでツヤが出る人と出にくい人の違いは
もともとの髪にツヤがあるのかどううか?
です。
和漢カラーは髪を染めつつダメージを与えずにハリ・コシ・ツヤを与えるのが最大の特徴なんですが、トリートメントしてるわけじゃないんですよね。
「健康な状態を維持する」というニュアンスのほうが合ってると思います。
でも健康な髪の状態、つまり本来の髪質って人それぞれなんです。
もともとカラーリングやパーマをしない状態だとツヤツヤでサラサラな髪の人が和漢カラーで染めるとツヤツヤでサラサラになります。
でも本来の毛質がツヤがなくて「チリチリ」したり「うねるようなクセ」がある毛質の場合はそういった「チリチリやうねり」まで改善するような効果は和漢彩染にはありません。
つまり和漢カラーでツヤが出にくい人の髪は
もともとの髪にクセがあったり乾燥してゴワゴワしがちな髪
という事になります。
こればっかりは仕方がないですよね。
髪の毛にツヤがでる理由
そもそも髪の毛がツヤツヤに見えるのは「キレイに光を反射するから」なんですよね。
キレイにツヤを出す場合
- 1本1本の髪のキューティクルがキレイに閉じている
- 髪が真っすぐですべての毛流れが揃っている
この2点が重要です。
どういう事かというと
こんな感じで髪の毛のキューティクルは鱗状になっていて右と左のどちらのほううがツヤツヤに見えるかというとやっぱり左です。
キレイに光が反射するからです。
そして毛流れ↓
Aみたいに真っすぐな直線的な髪の集まりと、Bの少しうねりのある髪と、Cのようにジリジリとした強いクセ毛が混じっている髪の集まりだとやっぱりAが1番キレイなツヤが出るんです。
やっぱりキレイに光が反射するからです。
和漢カラーをしてきちんとホームケアもそれなりに行ってさえいればキューティクルがバサバサする事もないのでツヤのある感じになるでしょう。
でもCのようにジリジリとしたくせ毛がたくさん混じっている髪質の場合は
和漢カラーをして健康になっても直毛のようなツヤツヤな髪にはなりません。
これが「健康毛=ツヤとはならない」という理由です。
どうしてもツヤを出したい場合
生まれつき髪にクセが多い人もいますが、年齢と共にクセのある髪がでてくるいわゆる「エイジング毛」のせいでツヤが出にくいケースも多いです。
そういう方にはしっかりブローでクセを伸ばす&オイル系トリートメントでツヤを補うという方法がいいんですが、
実際のところ自分でキレイにブローをできる人は少ない・・・
こういった場合は
- 髪が傷まないだけでも良しとする
- 縮毛矯正でクセを伸ばす
正直この2択です。
「髪を傷めたくないから和漢カラーをしているのに縮毛矯正?あんた何いってるの?」
そう思いますか?
確かにその通りですよね。
でもうちのお店の酸性矯正だと通常の縮毛矯正に比べるとかなりいい仕上がりになります。
もちろん矯正をかけるわけだし180℃でアイロンも入れるので傷まないというわけじゃないんですが、キレイでツルツルにはなります。
- 何もしない=キレイとは限らない
- 薬剤を使う=パサつくとは限らない
この辺は説明が長くなるので割愛しますが簡単に言うと
くせ毛の場合は真っ直ぐに矯正しないと直毛のようなツヤツヤな髪にはならない
という事です。
まとめ
縮毛矯正をしてまで髪のツヤを求めるかどうかはお客さまの価値観しだいです。
例えばテーブルだって木材を切って釘で打っただけだとザラザラすぎて危ないですよね。
何度も削って削って表面をコーティングする事でキレイになります。
素材そのままがキレイならそれに越した事はないんですが
もともとの髪質がうねっている場合はサクっと酸性矯正をかけてしまったほうが毎朝のスタイリングは楽になると思います。
1つだけ確かな事は
和漢彩染で髪を染めて傷んでパサパサになる事はない
という事です。
そこは安心してください。
では、今日はこのへんで。