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【手作りレシピ】クエン酸リンスの作り方と使い方

クエン酸リンスを手作りで簡単に作る方法についてです。

とりあえず作り方だけ知りたい人が多いと思うので、

  • クエン酸のレシピ
  • 使い方と注意点
  • 酸リンスの意味と効果
  • メリット&デメリット

といった順で書いていきます。

目次

クエン酸リンスの簡単レシピ【作り方】

クエン酸リンスは毎回粉を混ぜるタイプ約1週間分作り置くタイプの2種類あります。

僕がおすすめするのは作り置くタイプなんですが、そこらへんはお好みです。

✔毎回クエン酸を混ぜる方法

まずクエン酸のボトルとスプーンを用意しておきます。

ボウルにお湯を2/3くらいいれてそこへクエン酸の粉を小さじ1杯くらい入れます。

よく混ぜて準備完了。

この方法はとても簡単なんだけどクエン酸のボトルやスプーンを浴室であけると

水や蒸気が入ってしまいやすいのでいちいち浴室から出てクエン酸を入れたり

あらかじめボウルにクエン酸を入れてから入浴するなどといった工夫が必要で面倒くさいのが難点・・・

100均でコショウを入れるような容器を買ってきて(蓋付きの)その中にクエン酸を入れておくという僕が編み出した裏技もあります。

これは正直かなり分量的にはアバウトになってしまうんですが作るのは簡単になります。

*ちなみに浴室に置きっぱなしだと湿気ってしまうので脱衣所に置いておく事

でも、やっぱり濃い目のクエン酸液を作っておく方が楽だと思います。

✔1週間分ほど作り置いておく方法

  • 500mlのペットボトルに水を8分目くらいまで入れる
  • クエン酸を大さじ2杯分入れる
  • よく混ぜて完成

*濃いめのクエン酸液なのでそのまま髪につけないように注意

*防腐剤を入れていないので1週間ほどで使い切ってください

これをお湯に薄めて使うわけなんですが、髪のまとまりが悪い人やパサつきが気になる人はこのなかに「グリセリン」を小さじ1杯ほど混ぜるといいでしょう。

グリセリンは化粧水やシャンプーにも配合されている保湿剤で刺激もないと思うので肌が弱い人でも大丈夫だと思います。

ここにお好みで精油をミックスするという方法もあります。

あまりあれこれ入れたくないシンプル派な人はクエン酸だけの方が渋くていいかもしれませんね。

次は使い方と注意点の説明です。

クエン酸リンスの使い方と注意点

  • 洗髪後、洗面器にお湯を入れる
  • そこに作りおきのクエン酸液をさかずき1杯分くらい入れる
  • 小さいカップで「チャポチャポ」と何度も頭にかける
  • シャワーでしっかり流して終了

これが僕がおすすめする酸リンスのやり方です。

ポイントはカップでチャポチャポと何度も頭にかける事です。

洗面器ごと一気にザブーとかけてしまう人がいると思うんですが、ゆっくりとチェンジリンスした方が効果が高まるので丁寧にいきましょう。

注意点は2つ

  • 石けんを良く(しつこいくらいに)流してから酸リンスに入る
  • 酸リンスをした後はしっかりとシャワーですすぐ

石けんで発生した石けんカスが髪にたくさんついている状態でクエン酸リンスをしてしまうと髪に付着した石けんカスが脂肪酸に変化してベタベタとした重い質感になってしまいます。

グリセリンを混ぜているとなおさらです。

しっかりと石けんをすすいでから酸リンスをするようにしてください。

その後しっかりとすすぐ事も忘れずに。

酸リンスをする意味とその効果

酸リンスの本来の意味は「石けんでアルカリに傾いてしまった髪や地肌を酸で中和して弱酸性に戻す」というものです。

液体の合成洗剤がない時代はみんな固形の石けんで頭も洗っていました。

お酢やレモンを使うのが一般的だったようですが、クエン酸の方が手軽なのでクエン酸を使った酸リンスのほうが一般的になりました。

髪の毛は弱酸性で安定しているので弱アルカリの石けん水によって膨らみとてもダメージしやすい状態になります。

そのままだと乾いた後もキューティクルが立ち上がってザラザラするし、紫外線や空気の乾燥の影響をもろに受けてしまうので髪の毛がとても傷んでしまいます。

クエン酸リンスをする事でゆっくりと髪を弱酸性に戻し、キューティクルを閉じてあげる事で手触りの良い状態にもどしてあげる。

これが酸リンスの意味です。

クエン酸リンスのメリット&デメリット

クエン酸リンスの1番のメリットは何といても「頭皮への刺激がない」事です。

通常のコンディショナーはカチオン界面活性剤といって髪に吸着しやすくて肌への刺激も強い成分が使われています。

「でも頭皮につけないんだから大丈夫でしょ?」と思いますよね?

でも実際にシャワーで流す時にお湯と一緒に顔や背中や全身にブワーっと流れてしまいます。

その一瞬で肌にも結合してしまうのがカチオン界面活性剤です。

肌が弱い人以外はなんて事ない程度なんですが肌が弱い人にとってはこれが痒みや肌荒れやニキビなどの原因になります。

クエン酸リンスは皮膜するものではないので肌に優しいのが1番のメリットです。

デメリットもあります。

  • コンディショナーのような手触りには程遠い
  • 面倒くさい
  • 日持ちが悪い(防腐剤を使用しない為)

おそらく多くの人がクエン酸リンスを続けられない1番の理由が面相くさいからでしょう。

それに、パーマやカラーリングをしているようなダメージ毛の人にはコンディショニング効果がないので全く向かないです。

そもそも石けんで頭を洗うという事自体が美容師としてはおすすめではありません。

髪の毛に良くない事ばかりだからです。

石けんやクエン酸リンスはあくまでもアレルギーや敏感肌で通常のシャンプーやコンディショナーが合わない人向けだと思ってください。

まとめ

もしも石鹸シャンプーや固形石鹸で洗髪するならクエン酸リンスは必須です。

酸リンスをせずにそのままだとかなり髪の毛のダメージや頭皮の乾燥が進むので要注意。

面倒くさがらずに必ずクエン酸リンスをしてください。

  • クエン酸リンスは作り置きが便利
  • 防腐剤を入れてないので1週間くらいで使い切る事
  • カップで「チャポチャポ」が基本
  • 酸リンス後はしっかりすすぐ
  • グリセリンは入れすぎるとベタつくから注意!

要点をまとめるとこんな感じです。

簡単手作りクエン酸リンスの作り方&使い方については以上です。

では、今日はこのへんで。

オオニシ シュウイチ
サロンオーナー
白髪や髪のパサつきといった大人女子の悩みを解消するエイジングケアが得意。基本的におとなしい性格です。美容師歴20年くらい。ネコとパンダが好きです。
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